お酒に弱い日本人
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私はアルコールが全く飲めません。飲めないのにお酒の話をするは変なのですが、職業柄ということや飲めない故に大きな関心があります。
お酒に強い・弱いは遺伝的な要因が大きいと考えられ、両親が飲めない場合は子供も高い割合で飲めません。片親が飲めない場合も、全く飲めないまたはアルコールに弱い体質で生まれる確立が高いのです。
日本人の中では、飲めない人ってどれぐらいいるのでしょう?
調査方法によって違いますが、だいたい日本人の40~50%はアルコールに弱い体質で、中でも5~10%の人が全く飲めない体質となっています。
簡単な見分け方として、飲んで顔が赤くなる人はアルコールに弱い体質で、あまり赤くならない人は飲める体質です。私はビールをコップに1/3飲んだだけで、ゆでダコ状態になります(汗)
酔うメカニズム
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体内に入ったアルコールは血液によって全身を駆け巡り、脳の中枢神経を麻痺させます。これが酔った状態です。
そして血液中のアルコールを分解するのが肝臓の役目です。ところが肝臓が分解できるアルコールの量は、個人差があるもののビール大瓶なら3時間前後かかります。
一気飲みなどで急激にアルコールを摂取すると、当然分解が追いつかず脳の生命維持に必要な部分まで麻痺させてしまい、最悪の場合は死に至るというわけです。
肝臓ではどのようにアルコールが分解されているのでしょう?
アルコールはアセトアルデヒドという毒性の物質に変えられます。これは顔面発赤、動悸、頭痛、悪心、嘔吐などの原因となります。そして酵素の働きによってアセトアルデヒドは酢酸→炭酸ガスと水へと分解されますが、この酵素が少ない人が所謂お酒に弱い人で、アセトアルデヒドがなかなか分解されず悪酔い状態になるわけです。
飲めなくても訓練すれば強くなる?
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「お酒は訓練すれば強くなるよ」とよく言われます。確かに無理して飲んでいるうちに、少しずつ飲めるようになったという話は聞きますが、これには一つ大きな問題があります。
肝臓にはMEOSと呼ばれる酵素があり薬物などの分解に使われていますが、分解能力を超えたアルコールを摂取すると助っ人として登場します。
訓練してアルコールが強くなるのはMEOSが増えるからといわれています。
しかしMEOSが働く人ほど肝臓やその他の臓器に障害が起こりやすく、「あまりお酒を飲まないのに肝臓の数値が悪い」と言われる方は、飲めない体質なのに飲んでいたり、たまにしか飲まないけど過剰なアルコールの摂取をするなどの理由から、MEOSを使っているようです。
MEOSは主に薬物の分解に使われているのですが、薬物とアルコールを同時に摂取するとアルコールを優先させるので、薬の効きが悪くなります。また、麻酔などをかけたときにMEOSが多かったり分解能力が高いと、麻酔が効かないという事にもなります。
飲めない自分をフォローしているわけじゃないけど、やはり飲めないのに飲むのは体によくありませんね。
女性に下戸は居ない?
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私がお酒を飲めないと言うと、「女性に下戸は居ないよ」なんて冗談を聞くことがあります。
アルコールの分解能力は体重にも比例しているので、本来は体重の軽い女性の方が弱いはずなのに何故なんでしょう?
一説では体格の同じ男女が同じ量のアルコールを飲んだ場合、脂肪にはアルコールが溶け込むので体脂肪率の多い女性の方が血中のアルコール濃度が低いと言われています。しかし肝臓の処理能力に変わりはないので、まだ酔っていないと過信して飲んでいると後でひどい目に遭います。
アルコール依存症になるのもホルモンの関係で男性より女性の方が数倍早いので、女性の飲酒は注意が必要です。
酒は百薬の長
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古来より“酒は百薬の長”と言われるとおり、適度な飲酒は健康に役立ちます。でも適量ってどれくらい???
もちろん個人差はありますが、だいたい一晩で無理なく代謝出来る量は、日本酒なら2合ほどです。
良薬も過ぎれば毒となるで、1日5合以上を10年以上飲んでいる大酒家と分類される人々は、肝臓障害や心疾患などにかかる率が非常に高くなっています。
また、アルコールによる食欲の麻痺で、食べ過ぎによる肥満などの弊害もあります。
楽しくお酒を飲み健康に役立てるためには、朝起きてお酒が残っていない自分の適量を見極めて、深酒をしない工夫と自制心を持つことが大事です。
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